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集中実験では新人と中堅で差が生じた

みなさんは、仕事をしていて、「この作業、このまま進めていって大丈夫かな?」という状況になることがありますか?

 

このような状況になると、不安感が頭をもたげ、徐々に集中が途切れてしまします。不安になると確かに目の前にある事に集中できなくなってきますよね。

 

ある企業で、入社1年目の新人デザイナー2名と、入社5年目の中研デザイナー2名を比較した実験を行いました。この実験の内容はデザイン作業中の集中度を各々12回計測しました。

 

この実験では、新人デザイナー2名の全計測時間内での集中時間の割合は34,5%でしたが中堅デザイナーは69,1%という結果が出ました。

 

さらに特徴的な事として、新人デザイナーは、作業に取り組み始めてからの集中は高いのですが、10分ほど経つと徐々に集中が落ちていきました。

 

どうして、新人と中堅のデザイナーではこのような差が出てくるのでしょうか?その答えを次章で述べます。

「何のための作業か」という目的を考え切ってから開始する

なぜこのようなことが起きたのかを新人、中堅のデザイナーにそれぞれ聞いてみました。

 

新人の方は、最初に想定していたデザインの方向性が正しいのか、作業中に不安になり、混乱しました」という事でした。

 

一方、中堅デザイナーの方は、「デザインを起こし始める前に、このデザインで何を実現しようとしているのか目的をしっかりと考え切れるまでは手を動かしませんでした。良く感激ってから始めれば、途中で不安になることは少ないし、仮に迷いが生じても手を止めて考え直せばいいだけです」とのこと和えでした。

 

さらに興味深いことに、この実験を翌週に再び行ったところ中堅デザインナーのほうが新人のかたよりも集中時間がアップしていました。能力の伸びしろという点で言えば、新人の方が大きいはずなので、この結果は意外でした。

 

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この実験からわかったことは、その作業を何のためにやるのかを取り掛かる前に徹底的に考え切る、Whyを考え切ることが集中力を高めるには有効だということです。

 

集中力を高めるためには疑問点を残さないで事前に作業の全体像を考え切ってから始めるという事が非常に重要なスキルとも言えます。

Whyを5回繰り返す

ちなみに、私の仕事場では新人に対して「Whyを5回繰り返した」という事を徹底して指導しています。これは課題になっていることの要因は何なのか、その要因を引き起こしたものを何かをどんどん深堀することで問題を解決する方法です。これは、トヨタ生産方式の問題解決法としてしられる「なぜなぜ分析」が原型です。

 

なぜなぜ分析とは問題の根本原因と原因に到達するために問題が発生した理由を5回以上質問して真の原因を追究する手法です。その目的は問題の真の原因を見つけて、その対策で再発防止するというものです。

 

この事で、なぜ、これをやるのか?という目的意識がはっきりするため、作業に取り掛かっても迷いが生じることを少なくして集中力が途切れることを防ぐことができます。

Why思考で方向を明示し、SoWhat思考で実行していく

また、Why思考とともに重視されるのが、SoWhat思考です。

 

SoWhat思考とはそれなら、何をやるのか?その目的のための具体的な手段は何か?という事を考えるという事です。

 

Why思考を繰り返し、解決すべき課題の方向性が決まったら、次に何をやるべきなのか手段を考えだし、実行方法を具現化して列挙し、そのなかで有効なものを選定する。という問題解決方法です。

 

この手法はみなさんの日常の仕事にも応用が利くものだと思います。Why思考で目的を明らかにして、SoWhat思考で具体的な実行方法を考えて始めることで、これから始める仕事に迷いがなく、集中して仕事をすることが出来ます。

 

仕事において集中力を高めて取り組めるように、そのタスクの目的や取るべき実行方法などは事前に良く考え切ってから行動に移すのが良いでしょう。

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